[東京発達支援]ABAの弱点って?PartIII

query_builder 2023/10/23
応用行動分析

  2回に渡ってABA に関して弱点となりうる点に関して書きました。今回は私の経験から利点になることも弱点になってしまった事柄を紹介します。

 「ご褒美」

ABA はご褒美を使います。子供たちにはできないことを学習させていくのがセラピストの仕事です。その上、言葉を教えてもらおう、コミュニケーションを言葉でできるように教えてもらおうとセラピーにきている子供はいません。その子供たちに言葉の練習をしてもらうのですから、その時点は子供たちにっとて意味のないことであったり辛くなる練習の時もあります。それでもトレーニングを進めるために子供たちのモチベーションが高くなるご褒美を使って練習をしてもらうことになります。ご褒美はお菓子、おもちゃ、遊び、休憩、褒めてもらう等々でやる気出るものであればなんでもいいのです。「ご褒美を使うとご褒美ないと何もしない子供になりませんか?」と不安に思われる人がいますがご褒美は使い方を間違えてはいけません。ご褒美の提示の仕方だったり、ご褒美を渡す順番だったりです。

 過去には「給餌行為だった。料金は支払わない」というようなケースがありました。良い経験になりました。親御さんへの私からのご説明などサポートをもっとしていたら違ったかもしれません。

 ご褒美は何かをさせるためにつる道具ではありません。そうならないようにしていくのはセラピストです。そしてトレーニングが子供たちにとって苦しいものにならないようにやる気スイッチになるようにご褒美が使えるのです。


これは日本においての状況から

 「ABA を提供できるプロ(専門家)の不足」

深刻だなと思った経験が数ヶ月前にありました。事業所で電話を取った時のことです。クライアントが併用して通っている事業所からの電話でした。

事業所:「〜ちゃんをどのように対応しているかお聞きしたいのですが」(5歳、言葉がまだなく自傷他傷あるケース)

私:「うちはABA セラピーを提供していて〜ちゃんは通い始めたばかりで全てのスキルにおいて最初からのお子様で学習することを学習することからやってます。」

事業所:「うちもABA です」
私:「でしたら、コンサルタントまたはスーパーバイザーに聞いて指示してもらってください。ABA って言ってもコンサルタントによって違いますから」

事業所:「うちはフランチャイズで聞けるスーパーバイザーとかいません。」

私:「。。。。。。。。。(気を取り直して)ABAの基本的な初歩の初歩に必要な課題や手法でやっています」

本当にABA を提供できているのだろうかとやりきれない不安な気持ちになりました。
日本でもプロを育てようとして教育機関を立ち上げ頑張っていらっしゃる先生もいらっしゃいます。素晴らしい先生方もたくさんいます。上のようなことがなくなる日を目指して私自身は実践家として精進し子供たちの力になるしかないという思いです。


最後は私の経験からのお話のを紹介しました。ABA を始めるか検討されている方、すでに始めているご家庭に参考にしていただければ幸いです。

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