【東京発達支援】微細運動をセラピーで取り入れるわけ

query_builder 2023/04/26
発達障害

  微細運動は、体の細かい筋肉や神経を使用して、精密な動作を行うことを指します。このような微細運動は、子供の成長にとって非常に重要です。セラピーの中では手先を使う動作模倣を初期課題として行うことが多くあります。例えば指差しの形、ピース、あや指立てて”グー”の形等です。
  幼児期の子供の脳は発達し続け、新しい神経回路を形成しています。微細運動を行うことで、子供は自分の身体と環境との相互作用を学び、神経回路を強化することができます。 さらに、微細運動は、子供が日常生活で必要な多くの能力を身につけるためにも役立ちます。例えば、筆記や細かな手先作業、自己身体認識、空間認識、バランスや姿勢制御などがあります。セラピーでは積み木やペグ、棒通しや紐通し、トングやスプーンなど課題として導入されるケースは多いです。

  また、微細運動は、子供の感情や社会的スキルにも影響を与えまると言われています。自己調整能力やストレス耐性、集中力や忍耐力を高めることができ、相手の感情を読み取ることやコミュニケーション能力を向上させることもできます。

  微細運動は、子供の発達に不可欠な役割を果たしています。日常生活で微細運動を行うことは、子供の成長につながります。

  微細運動は、言語の発達にも深い関連性があります。言語は、音声、筆記、ジェスチャーなどの複合的なシステムで構成されており、微細運動を行うことでこれらのシステムを使用することができます。クライアントの子供たちみんなが音を使ってのコミュニケーションができるわけではありません。カードや手話を使ってコミュにケーンを発展させることもあります。

  就学前になると筆記を目指して微細運動の課題をおこないます。筆記には、正確な手の動きが必要です。文字を書くためには、小さな筋肉を使って正確な運動をする必要があります。このような微細運動を行うことで、子供は正確な筆記能力を身につけ、言語の表現能力を高めることができます。

  また、言語の発音やリズム感も微細運動と密接に関係しています。これは私自身何年も療育の仕事をしていて、新たな学習となった微細運動の一面です!言葉を発するためには、口や舌、声帯の微細な運動が必要です。これらの微細運動を行うことで、子供は正確な発音やリズム感を身につけ、言語理解力を高めることができます。

  さらに、ジェスチャーも言語の発達に影響を与えます。ジェスチャーは、身体の微細運動を使用して意味を表現する方法であり、言葉と同様に意味の伝達に使用されます。子供が微細運動を行うことで、ジェスチャーの正確さや多様性を向上させ、言語の理解力を高めることができます。上述していますが、子供たちの中には手振り、手話を使ってコミュニケーションを発展させるケースがあります。その場合はこの手先の動きや形ができることが不可欠なスキルになります。

  微細運動は、言語の発達に深い関連性があります。子供が微細運動を行うことで、言語の表現力や理解力を向上させ、将来的な言語能力を高めることができるのです。

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